#2 広東語の発音

#2 広東語の発音

今回は、広東語の発音についてお話しします。

広東語は習得が一番難しい言語だと言われることもありますが
その理由がこの発音の数の多さと難しさのせいだと言われています。

目次

Youtube動画

※こちらはYoutubeに投稿した動画を、文字に起こし、修正及び補足を含むまとめ記事です。
よろしければ是非動画もご覧ください。

広東語の発音とは?

広東語の母音と子音

中国語にも日本語の母音と子音のようなものがあるんですが、
日本語と比べると発音の数がとにかく多いです。
広東語は中国語よりさらに数が多いことがわかります。

日本語 母音5種類 子音19種類
中国語 声母約21種類 韻母約39種類
広東語 声母約20種類 韻母約50種類

日本語に無い発音

広東語には日本語には無い発音もたくさんあります。
英語では TH や V などの発音が日本語には無いので日本人は苦戦しますが、
広東語にも、日本人がつかみにくい発音があります。

例えば「私」を意味する「我」という漢字ですが、
これは おー でも ごー でもなく
(ん)おー という鼻にかかったような発音をします。
これは日本語には無い発音です。

日本人が区別しにくい発音

英語のLとRの発音が、日本人には区別しずらいのと同じで、
日本人には区別が難しい発音もあります。

sap sak sat
さっ(ぷ) さっ(く) さっ(と)

例えばこの三つは、ひらがなでかくと さっ という発音ですが、
発音記号をみると、さっ の後にそれぞれ p k t がつきます。

広東語の語尾「PTK」の使い分け

イメージとしてはそれぞれ さっ の後に
音は出ませんが、p(ぷ)k(く)t(と)と小さく言うイメージです。

pは唇をすぐ閉じてぷっ
tは唇は閉じず、したを上の歯のうらにつけてとっ
kは唇は閉じず、喉の奥を閉じるようにくっ
このように発音します。

広東語の声調

声調とは

一番重要な「声調」についてお話します。
声調というのは音の高さやイントネーションなんですが、
中国語はこれが違うだけで、言葉の意味が変わってきてしまいます。
日本語では数少ないですが、「雨」と「飴」のようにイントネーションで言葉の意味がまったくかわってきてしまうということです。

日本人 一般人
やっ(と) ぶん やん やっ(と) ぶん やん

広東語では例えばこちら、ひらがなを見ると同じですが、イントネーションが違うだけで、意味が変わってきてしまいます。

声調
日本語 ほぼ関係なし
中国語 4種類
広東語 約9(13)種類

声調は、中国語では4種類、広東語では9種類、数え方によっては13種類あると言われています。
日本人や英語では、イントネーションが変わって言葉の意味が変わることはほぼないので、
中国語や広東語を勉強するときにつまずくのはここです。
声調については私の自己流のコツがあるので、また紹介したいと思います。

広東語の発音記号(発音表記)

広東語の発音表記の種類

広東語は正式な標準語ではなく、話し言葉なので、発音記号も統一されておらず、たくさんの発音表記方法があります。

イエール式
ウォン式
国際音声記号
教院式
広州式
ラウ式
香港政府式

日本人が広東語を勉強する時によく使うのはイエール式という表記方法なので、
CatOnKneesではこちらをメインに紹介します。

日本人 一般人
やっ(と) ぶん やん やっ(と) ぶん やん
yat bun yan yat bun yan

先ほど紹介した日本人と一般人 も、このようにアルファベットで表記できます。
母音と子音の発音を一つずつ説明するには時間がかかるので、またの機会にしようと思いますが、
なんとなくローマ字を読む感覚で見ていただけたらと思います。

声調の発音表記

これだけでは、日本人と一般人の違いがわからないため、声調を表す記号か数字をたす必要があります。
声調(イントネーション)は、9種類あるといいましたが、
発音表記では6種類に分けられることが多いです。

si1 si2 si3 si4 si5 si6

アルファベットでは同じsiですが、6種類の声調(イントネーション)があり、このように数字で表すことができます。
(発音は是非Youtubeの動画で聞いてみてください。)
先ほどの日本人と一般人はこのように表記されます。

日本人 一般人
やっ(と) ぶん やん やっ(と) ぶん やん
yat6 bun2 yan4 yat6 bun2 yan4

CatOnKneesのYoutube動画内では、イエール式数字の正しい表記に加え、
私が適当につけたひらがなの読み方と、声調を棒線でも表しています。

広東語の発音についてアドバイス

さて、すでにもう、発音の種類が多くてついていけない!という方がいらっしゃるかもしれません。
中国語全般で言えることなんですが、語学学習で最初につまずくのがこの発音記号の読み方や発音です。
ただ、広東語において言わせてもらうと、
ネイティブの香港人は、喋っている言葉がどの声調を使っているのか、全部覚えているわけではありません。
私自身、こういう発音の種類や表記は完全に無視して、ただ聞いて話して覚えて、雰囲気で学んできました。
6種類の声調についても、勉強したことはありませんでした。
文字で覚えるのではなく、音で覚えるのが得意な人は、あまり気にしなくていいかもしれません。

CatOnKneesの広東語

さて、前回も最後にお伝えしましたが、
広東語は話し言葉なので、言語としてのルールが明確ではありません。

ネイティブの香港人でも、使う漢字が人によって異なったり、発音表記が統一されていなかったり、
若者言葉みたいに新しい言葉が生まれたり、発音が時代とともに変化したりもしています。

キャットオンニーズ広東語で紹介する広東語は、
あくまでも私が独学で身につけた、日本人目線の自己流広東語だということを理解していただければと思います。

私もまだまだ、広東語は勉強中ですし、ネイティブのような発音はできません。
ただ、普段の生活、友達、会社で毎日広東語を使っているので、
使える、伝わる広東語として、ご紹介していきたいと思います。

語彙一覧

広東語 日本語 イエール式 粵拼 CatOnKnees式
日本人 日本人 yat6 bun2 yan4 jat6 bun2 jan4 やっ ぶん やん
一般人 一般人 yat1 bun1 yan4 jat1 bun1 jan4 やっ ぶん やん

関連リンク

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